北海道恵庭市島松にあるピアノと英語の教室「中田ピアノ・英語教室」

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波の音会 教養シリーズ T

ドイツ文学者から見た音楽のお話


北海道大学大学院 メディア・コミュニケーション研究院
特任・名誉教授 高橋 吉文 氏をお招きして

                   シュトゥム ウント  ドラング
疾 風 怒 濤 Sturm und Drang

〜荒れ狂うゲーテ


[講演要旨]

台風かゲリラ豪雨を連想させるSturm und Drang(疾風怒濤時代)なる言葉を聞いたことがおありでしょうか?
これは、18世紀後半ドイツに出現した、今のヘビメタ・ロックやアラブのデモにも似た、
若者たちによる ― 挫折した ― 精神的な叛乱運動でした。

その運動のチャンピオンともいうべき人物が若き天才ゲーテで、
彼は、世界初の近代的恋愛小説(ゲーテが発明しました! ) 『若きウェルテルの悩み』において、
感情過多、感情の沸騰を劇的に描きだしました。
禁じられた恋の想いが、ケルトの伝承『オシアン』の荒海に託され、ピアノひとつでヘビメタ・ロック式に絶叫されました。

すると、その疾風怒濤的感情の絶叫は、それまでの強固な文化規範の底に地殻変動を引き起こし、
現代に直結する新しい世界感性が開拓されます。
直後の19世紀初め、その不気味な地殻変動は「ロマン派」という巨大津波に変じて、西洋全体に荒々しく襲いかかることになるのです。

ちなみに、そのゲーテの疾風怒濤性に敏感に反応して、日本で初めて『オシアン』を訳出したひとりが、
これまた若きあの夏目漱石先生でした・・・
[高橋 吉文]
     

2012.12.9[日]
開場・受付 14:00  開演 14:30

札幌市生涯学習センター ちえりあ 2階 大研修室
(西区宮の沢1条丁目1−10)

●地下鉄東西線宮の沢駅より地下通路直結(徒歩5分)
●お車の場合は西友駐車場をご利用ください(2時間まで無料/以降30分毎100円)

一般1000円
学生 500円(大学生以下) 

主催
『波の音会』音楽研究会 [ お問い合わせ/ 0123-36-8610 (坂口) ]